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| 健康診断のススメ | |||||||
| 最近は動物用フードの改良や生活環境の改善、獣医学の進歩によってペットの高齢化が進み、それに伴って高齢期特有の病気の発生が増加しています。人では「予防医学」の考え方が普及していますので、このような病気は「早期発見・早期治療」が原則となっています。それは動物でも同様なのですが、人と違い言葉が話せないので体調が悪い時でも伝えることができずに、飼い主さんが異常に気づいた時には手遅れだったという事もあります。ワンちゃんやネコちゃんが高齢期にさしかかったら、たとえ見た目には健康だとしても隠れた病気を発見するために定期的な健康診断をおすすめします。 「動物の健康診断」と言うとどういった検査を想像されるでしょうか?まず始めに身体検査で全身の健康状態を観察します。触診で全身の栄養状態・皮膚や被毛の状態・しこりなどの有無を調べ、四肢や体の痛みや歩き方を観察します。聴診では心臓や肺の音を聞きます。高齢のワンちゃんですと、この時点で異常が発見される事もあります。次にさらに詳しく健康状態を調べるために尿検査や血液検査を行います。ここまでの検査で異常が発見されれば、レントゲン、超音波、心電図などの精密検査に進みます。内臓疾患や関節疾患などの高齢期に特有の疾患はかなり悪化しないと症状として現れてこないことが多いので、健康に見える動物でもこれらの検査で異常が発見されることは珍しくありません。もちろんこれだけですべての病気を発見できるわけではありませんので、検査結果に応じて特殊な検査が必要になってくる場合があります。 では健康診断で異常が発見された場合はどうすればよいのでしょうか?治療の必要がない程度の異常であれば、状態にあわせた処方食やサプリメントなどでしばらく経過を観察し、数ヵ月後に再検査をします。もし治療が必要な状態であっても、症状が出る前の段階で発見し、治療を開始すると病気の進行を遅らせ、発症までの期間を延長することが可能です。特に心臓病や腎臓病、関節疾患は完治させることが難しいので病気の進行を遅らせ、健康状態を維持していくことが大切です。病気を早期に発見して、早期に治療を開始することで高齢期の生活の質を高くしてあげましょう。 人と同様にワンちゃんやネコちゃんにも必ず「高齢期」はやってきます。病気になってから慌てるのではなく今のうちから高齢期に特有の病気やその予防法、高齢動物の栄養管理について飼い主さん自らが学び、「健康診断」を活用してみて下さい。それが動物たちに「幸せな一生」を送らせてあげる第一歩になるはずです。 |
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